


9月14日(木)、文化センターの調理実習室には、この日を楽しみしていた21名が集まり、イタリア出身の2人のフランチェスコさんから、「カンピダネーゼソース」であえた手作りのパスタ、「マロレッドゥス」と、ヴェネチア風レバーと、付け合わせの「ポレンタ」、さらに デザートの「ティラミス」の4品の作り方を教えていただきました。
マロレッドゥスは、ニョッキ板の模様に沿って親指を下にスライドすることで生地がカールして、ソースが絡みやすい波模様の貝殻のようなパスタになりました。ひとつひとつ表情のある形も楽しく、もちもちとした触感は手作りならではで、豚ひき肉を使った、トマトのさわやかな味わいのカンビタネーゼソースをまとわせて、とてもおいしくいただきました。ヴェネチア風のレバーは、本来は牛のレバーを使いますが、今回は豚のレバーを使用し、たまねぎはその水分で柔らかさと甘味を存分に引き出してから、煮込み過ぎず、柔らかく仕上げました。そして、デザートは美味しいマスカルポーネを使ったイタリアの味、滑らかなティラミス!
コロナ禍が続いて、料理教室を開催しても完成後の楽しい会食の時間が持てない時期が続いていましたが、今回はみんなで料理の出来映えについて語り合い、作り立ての本場の味に舌鼓をうちながら、充実した時間を過ごすことができました。講師のお二人はこの日のために試作を重ね、手順や材料の分量を確認し、お店に足を運んで、調達方法なども調べてくれました。当日は各調理台を何度も回って、丁寧に教えてくれたので、参加者は、講師のやさしさと本物のイタリアの味にとても感激していました。また、この日はイタリアから来日していたフランチェスコ ガヤニさんのお母様の特別参加もあり、男子2人が料理をする様子を見守るほほえましい姿も印象的でした。
フランチェスコ ガヤニさん、フランチェスコ ゾッカラートさん、おいしいお料理と素敵な時間を本当にありがとうございました。




