11月13日(日)、防災の意識を高めてもらうために、「防災体験ツアー」を行いました。中国、ネパール、フィリピンの出身者を含む28名が参加しました。
今回行ったのは、東京墨田区、スカイツリー近くの「東京消防庁本所防災館」というところです。ここでは、いつ起こるかわからない大きな災害に備えるための防災意識を高めるために、さまざまな体験コーナーを用意しています。
最初に、30年以内に70%の確率で起きるといわれる「首都直下型地震」に備えて、いまわたしたちができることは何か、考えさせられる映像を見ました。そのあと、2つのグループで4つの体験をしました。
1つ目は「VR防災体験」。特別なゴーグルをつけると、画面には、震度7クラスの大地震のときに起こる映像とともに、イスが縦横に揺れて臨場感たっぷりの地震の体験をしました。
2つ目は「地震体験」で、小学生は震度6、大人は震度7の揺れを体験しました。頭を守りながら揺れに耐えるというのも心の準備があればできますが、突然来たらとても怖いものです。
3つ目は「消火器体験」、4つ目は「煙の体験」でした。消火器の使い方は、「ピン☞ホース☞レバー」の順番を知っていれば、いざというとき慌てないですみます。煙は上に上がるので、口や鼻をタオルやハンカチで覆って、できるだけ体を低くして出口に向かわないといけません。真っ暗な中で小さな誘導灯に向かって歩くというのは、本当に怖いものでした。
今回は小学生を含む外国にルーツをもつ人たちがたくさん参加してくれました。日本に来てから多くの地震や台風などを経験し、災害の怖さを知っていたものの、日本のような防災教育を受けていない国の人たちが多かったようですが、今回消火器の使い方、地震への備えなどをしっかり体験し、「教えてもらった「おかしもち」という防災のキーワードを覚え、これから、災害が起きたときにも焦らないで行動すると言ってくれました。参加してくれた皆さん、ありがとうございました。





