第2回日本語支援ボランティアミーティング Zoom講座

 2月19日(土)、一般社団法人ふくしま多言語フォーラム代表理事の永島恭子さんを講師にZOOM形式で日本語能力試験N4対策の教え方を開催し、14名(録画受講者を含む)が参加しました。
 「日本語学校」ではなく、地域の「日本語教室(ボランティアさんによる支援を含む)」が、学習者から支援対策を求められたときにどのように考え、指導していくべきかを学びました。その内容を一部紹介します。
 今回取り上げたN4レベルは、日本語の基礎となる語彙や文法、文型が確認できる重要な段階です。
 N4に合格できないということは、自分の日本語力に対する認識が甘く、勉強をしていないか、勉強はしているけれど、勉強の方法を間違えている場合が多いです。
 週1回の支援だけで合格するのは難しいことから、学習者には日本語のレベルを認識させ、学習方法を教え、自律学習を促すことが必要です。教室に通い続けられるような雰囲気を作りだし、その時間に小テスト等で勉強の成果を確認でればよいと考えます。
 今は能力試験対策のテキストがたくさんありますが、問題を解いていくことだけに専念してしまうと、本来その日本語がわかっているかどうかの確認をおろそかにしてしまいます。
“合格”を目指すことをボランティアさんにとって負担と感じることなく、学習者の学びをお手伝いするという感覚で、楽しい教室づくりをしてもらえれば、とのメッセージをいただきました。永島先生、ありがとうございました。

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